当たり前だった「数歩」を、見直してみる
片づけや収納に
「これが正解」という方法はありません。
使いやすい場所も、戻しやすい方法も、人によって違います。
だからこそ
「こんな方法もあるよ」という一つの例として、
今回はわが家で見直したことをご紹介します。
毎日使う物なのに、置いてあるのは少し離れた場所。
使うたびに取りに行って、使い終わったら、また戻しに行く。
ほんの数歩なので、
「まあ、これくらいなら」と、私もずっと気にしていませんでした。
でも、あるときふと、
「これ、もっと近くに置いてもいいんじゃない?」
と思ったんです。
「これはここに置くもの」って、決めていませんか?
物の置き場所って、一度決めると、意外とそのままになりがちです。
キッチンで使う物だから、この棚。
日用品だから、この収納。
ストックだから、ここ。
特に理由はなくても、
「これはここに置くもの」
と思っていたりします。
私もそうでした。
毎日使う物なのに、使う場所から少し離れた棚まで、毎回取りに行っていたんです。
そこで、「どこにしまうか」ではなく、
「私は、これをどこで使っている?」と考えてみました。
そして、使う場所の近くへ移動。
すると、取りに行く数歩と、戻しに行く数歩がなくなりました。
変えたのは、それだけです。
たった数歩。でも、毎日のこと
一度だけなら、ほんの数歩。
わざわざ気にするほどの距離ではないかもしれません。
でも毎日のこととなると、ちょっと違います。
忙しい朝。
夕食の準備をしているとき。
仕事や家事で疲れているとき。
そんなときって、ほんの少しのことでも
「面倒だな」と感じることがあります。
置き場所を変えてみて、私も初めて、
「今まで、毎回わざわざ取りに行っていたんだな」
と気づきました。
収納を大きく変えなくても、
数歩減るだけで、毎日のちょっとした負担が減ることもあります。
収納より先に、「いつもの動き」を見てみる
片づけというと、
「どうやって収納しよう?」
「収納用品を買ったほうがいいかな?」
と考えがちです。
でも、その前に、
自分や家族が普段どう動いているのかを見てみる。
そんな考え方もあります。
よく使う物なのに、毎回離れたところまで取りに行っていないかな。
使い終わった物を戻すために、わざわざ別の場所まで行っていないかな。
家族がいつも同じところに物を置いてしまうなら、
「どうしてここに置くんだろう?」と、その人の動きを見てみる。
もしかすると、決めた収納場所よりも、いつも置いてしまう場所のほうが、その人にとって使いやすいのかもしれません。
「普通はここ」より、その人に合う場所へ
「普通はここに置くもの」
「こう収納するもの」
そんな決まりに、自分や家族を合わせなくてもいい。
その人がどこで使うのか。
どう動いているのか。
どんな方法なら無理なく戻せるのか。
物ではなく、使う人から考えてみる。
今回の「数歩を減らす」ことも、その方法の一つです。
もちろん、近くに置くことが、すべての人にとって使いやすいとは限りません。
大切なのは、
「今の自分や家族には、どんな方法が合っているかな?」
と考えてみること。
当たり前になっていた、ほんの数歩を見直してみる。
そんな小さなところからも、
「暮らしをあなたに合わせる」片づけは始められると思っています。